今日は書くことによって夢が実現すると言われることを脳科学の見地から説明する話です。
茂木健一郎さんの本「書くことによって脳が本気になる」に基づいて説明したいと思います。
夢をかなえるためには言葉にする、例えばドリームノートに夢を書くなどすると、それが実現していくとよく言われます。
聞く人によっては何かの偶然だろう、スピリチュアルなもので眉唾だな、という受け取られ方をするかもしれません。
しかし、茂木健一郎さんは脳科学者として脳科学の見地からその仕組みを解き明かしています。
夢を書くことは言葉にすることです。
言葉にすることによって自分の思いを外に固定化することになります。
こうして固定化をするときに、それまでモヤモヤとしたただ思いだけがあったものがきちんと形にしてイメージとして脳に刻み込まれます。
この時、脳は実は過去や今、未来の認識をしないんだそうです。
すべてのイメージは今ここで起こっていると認識するんです。
つまり、過去にこのようなことが起こったというイメージをしても未来にこのようなことが起こるというイメージをしても、脳は今ここで起こっていると認識するわけです。
これが脳の働きです。
このことは、私が将来このようになりたいとノートに書いた時に、脳はそれがもうすでに起こったことだと認識しているということになります。
そこで脳は本気モードになってドーパミンを放出します。
そうなると、夢が実現していくための心や体が整い、次々に行動を決めてステップごとに進めていくことができるようになるのです。、
こうして夢は叶っていいくというわけです。。
これが脳科学の見地から説明した書くことによって夢が叶っていく仕組みです。
大谷翔平さんのマンダラチャートはとても有名です。
高校時代に書いたマンダラチャートでは「将来8球団からドラフト1位指名を受ける」という目標を達成するために必要な8つのことが書かれていました。
投球のキレや変化球が必要など、書かれたこと一つ一つについて、そのためには何をしなければならないということを具体的な方法として書いています。
この過程で完全に頭の中にはドラフト1位指名を8球団からされるというイメージができています。
そうすると、脳がもう既に自分が8球団からドラフト1位指名されているということが起こったんだと認識し、本気モードになってドーパミンを出します。
そして大谷選手は心や体を調整して願いを叶えていくための行動を一つ一つ積み重ねていくことができていたわけです。
私たちも何か叶えたい願いがあるならば是非言葉にしノートに書き具体的にイメージをして頭に刻み込ませていったらいいと思います。