「メモの魔力」をじっくり読んでいると,コーチングとの関連を強く感じます。
例えば,「10年後何をしているのか」という自分への質問に答えるとき、それについて
「結婚して子供がいる」
「収入が2倍に増えている」
「小説の作家になっている」
など具体的に答えます。
これは,ファクトを捉えてメモをすることと同じです。
「それは自分にとってどんな意味があるんだろうか?」
「それは自分を本当に幸せにするんだろか」
「共通点は何?」
などで質問のレイヤーを上げていくのは,「抽象化」。
その先の「転用」は何でしょうか?
それは、「それでは、今何するの?」という質問ですね。
抽象化で一度レイヤーを上げて抽象化された目的から,一気に行動へと転じていきます。
コーチングはこれをやっているんですね。
そもそも何故それをやりたいのか?という質問で思いのレイヤーを上げ、では、今週できることは?と行動を選択させ、決定させる。
メモの魔力で言う所の「転用」です。
メモの魔力に掲載されている自分への質問は、セルフコーチングの極みだと言ってもいいと思います。
それは、本書に掲載されている,1000問という膨大な自分への質問の量によります。
セルフコーチングの壁は、コーチからの思ってもみない質問に晒されて必死に言葉を紡ぎ出すということができないことです。
質問をする自分自身の質問力を超えることができません
しかし、自分への質問が1000問もあれば、その壁は乗り越えられるでしょう。
コーチをやとわないは、この1000問に取り組むべきだと思います。
このことで,セルフコーチングの壁を超えることができるからです。
逆に、コーチはこの1000問を熟知しておく必要があるでしょう。
プロコーチとしては、この1000問を超える質問を用意していなければならないからです。
それでこそ、セルフコーチングではなく、コーチを雇うということへのアドバンテージを保証できるからです。
1000問に取り組むか,コーチを雇うか,といったところでしょうか。
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(2021年3月まで)
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