定年退職や役職定年を控え、あるいは迎えたあとに、「何か新しいことを学びたい」と考える中高年の方は少なくありません。
しかし、せっかく学びを始めようとしても、「資格試験に受かるだろうか」「今さら覚えても役に立つのか」といった不安やプレッシャーを感じてしまい、一歩を踏み出せないケースが見受けられます。
大人の学びは、学生時代のそれとは大きく異なります。
この記事では、大人の学びが持つ本来の価値と、心を豊かにするリベラルアーツの取り入れ方について解説します。
この記事のポイント
- 大人の学びが持つ本来の目的と価値がわかります
- 資格や実用に縛られない「リベラルアーツ」の魅力が理解できます
- 日常に学びを取り入れるための具体的なステップがわかります
- 学びを通じて人生の満足度を高めるマインドセットが身につきます
大人の学びは「自由」を味わうためのもの
- 役に立つかどうかという基準を手放す
- 自分の興味の赴くままに深く探究する
役に立つかどうかという基準を手放す
大人の学びにおいて最も大切なことは、実用性や結果へのこだわりを一度手放してみることです。
学生時代の勉強や、ビジネスパーソンとしてのリスキリングは、テストの点数や業務の成果といった「目的」が明確にありました。
しかし、人生の後半戦における学びは、誰かに評価されるためのものではありません。
純粋に「これを知りたい」「面白い」と感じるテーマを選ぶことが、学びを長く楽しむための秘訣となります。
自分の興味の赴くままに深く探究する
自分の心が動くテーマが見つかったら、そこから自由に枝葉を広げていくことができます。
例えば、歴史のひとつの時代に興味を持ったとします。
そこから当時の文学、美術、あるいは食文化へと興味を繋げていくことは、個人の自由です。
この「脱線」こそが、大人の学びの贅沢な部分であり、思考の幅を広げるリベラルアーツ(一般教養)の真髄と言えます。
日常に知る喜びを取り入れるアプローチ
- 美術館や博物館を自分なりの視点で巡る
- 新しい分野の入門書をあえて読んでみる
美術館や博物館を自分なりの視点で巡る
学びは机の上だけで完結するものではありません。
美術館や博物館に足を運び、本物のアートや歴史的資料に触れることも立派な学びです。
その際、すべての展示を網羅しようとせず、「今日の一番」をひとつだけ決めて、それについて深く調べてみるといった、自分なりの鑑賞スタイルを持つと楽しみが増します。
新しい分野の入門書をあえて読んでみる
普段は手に取らないような、全く新しいジャンルの入門書(新書など)を読んでみることもおすすめです。
宇宙科学、心理学、哲学など、どんな分野でも構いません。
未知の世界の入り口に立つことで、脳が刺激を受け、日常生活の捉え方が少し変わるような感覚を味わうことができます。
まとめ
大人の学びは、自分自身を豊かにするための贅沢な時間です。
試験や他人の評価を気にする必要はありません。
「知る喜び」そのものを目的とし、自分のペースで新しい世界を広げていくことが、人生の満足度を大きく高めるスパイスとなります。
