その夢を叶えたら、世界はどう変わるのか? 夢に大きな価値を見出す

人生アップデートコーチング

「世界は揺らぎでできている」という吉田たかよし氏の書かれた本からシェアしたいことがありました。

これは量子力学の本です。

私は量子力学の本を読むのがとても好きです。

量子力学というのは、ミクロの、これ以上は割れないという徹底的に小さい世界のことを扱う学問です。

これ以上小さくならない時間、これ以上小さく割れないもの。そういう世界の話なのです。

逆にアインシュタインの特殊相対性理論という、これ以上ないほど大きな世界の話もあります。

この大きな世界と小さな世界の2つをどう結びつけていくのかというドラマが面白くて、中身は何もわからないし、数式も全然わからないのですが、ドラマを読んでいくことがとても好きです。

ずっと読んでいるのです。

何かになるわけでもなく、何のために読んでいるのかというと、ただの楽しみのために読んでいるのです。

 

この量子力学の本の中にとても興味深い話があったので、紹介したいと思います。

日本人が原子モデルを提唱した時代背景に驚く

皆さん、原子とか電子と聴いた時、原子核の周りに電子が回っているという図を誰もが考えつくでしょう。

みなさんもおそらく見たことがあるそのモデル、実は日本人が考え出したんです。

そのモデルを考え出したのは長岡半太郎博士という方です。

それも1903年という20世紀の初頭の時代にその考え方を世界に向けて提出しました。

それまではトムソンという科学者が考えていたスイカの種理論です。

原子を大きなスイカに見立てて、その中の種のようにして電子が存在しているという考え方でした。

これは当時としては間違いないと言われていた理論なのですが、いや、違うということで新たに提出したのが、原子核の周りに電子が回っているというそのモデルです。

そして、結局日本人が考えたそのモデルが正しかったということになります。

「それを考え出した日本人がすごい!!」という単純なことではなく、その時代背景がすごいのです。

1903年という時代は、日露戦争の直前の年です。

日露戦争というのは、皆さんもご存知と思いますが、この戦争で日本がロシアに勝ったことを以て、初めて有色人種が白人に勝ったということで、有色人種たちにすごい勇気と自信を与えることになったという世界史的な意味があります。

その後、インドの独立などにつながっていったわけです。

もし日露戦争でロシアに負けていたら、白人優位主義の世界が今でも続いていた可能性があります。

有色人種は生まれつき白人よりも劣等であるという、当時普通だった考え方に、今でも世界中の人がずっと支配され続けていた可能性もあるという、それほどの大きな意味を持った出来事だったわけです。

 

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長岡半太郎さんという方が、そんな日露戦争よりも前の時代に、当時当然と言われていたスイカの種理論に真っ向から反する、電子が原子核の周りを回っているという長岡モデルを出す、そういう勇気が持てたのはいったいなぜでしょうか。

 

史書を読んで東洋人としての自信を得、考えを世界に問う

彼が大学の時に遡るのですが、大学時代は当時は自分たち東洋人も西洋人みたいな科学の成果を出すことができるのだろうかという議論はよくなされていたらしいです。

今から見ると当たり前だろうと思うのですが、でも当時は日本人にまだそんな自信がなかったんです。

そこで長岡半太郎は1年間休学をしました。

そして何をしたかというと、中国の史書、さまざまな文献をずっと読むわけです。

それで合金や火薬、印刷など、そのような技術が西洋とは独立して発明や発見がなされていたということを知って、そして自分たちにもできるという自信を持ったというわけです。

それが東洋人である自分たちへの自信となって、自分たちにもできると考えて論文を出しました。

そしてそれが結果的に正しかったということになっていたわけです。

この本でこのことを知り、改めて驚きました。

 

世界に役立つ大きな夢は世代を超える

さて、これを私がここで話しているのはなぜかというと、長岡半太郎という博士が持っていた、世界に役立つ貢献を日本人にもできるという健全な夢について語っておきたかったからです。

長岡半太郎博士あ、日本としての活躍を戦争に勝つというところに求めるのではなく、全人類の役に立つような研究の成果に求めるという非常に健全な考え方を持っていました。

そのような夢をしっかり持っていたことが世代を超えたということです。

それは、弟子の湯川秀樹博士のことです。

太平洋戦争の後、誇りから何からズタズタになっていた日本人に、日本人としての初めてノーベル賞受賞によって、もう一度勇気を取り戻させてくれた湯川秀樹博士。

この湯川博士は長岡半太郎博士の弟子でした。

長岡半太郎博士の「世界に役立つ貢献を日本人もできる」という夢が湯川秀樹博士に伝わったのです。

このように、大きな健全な夢というのは広がっていくものだと思います。

 

夢は大きく持つ

私たちも、夢というのはなるべく大きく、そして自分だけのものというよりも、人のため、世界のためにどこかつながるような部分を見つけるというのがいいかもしれません。

自分のことだけでなく、これをすることが世界の役に立つという風に考えるのです。

私たちはコーチングの時、クライアントさんに、「その夢を叶えることで世界がどう変わってきますか」という質問をすることがあります。

その夢をできるだけ大きい価値あるものにしようという考え方からです。

皆さんも考えてみてはいかがでしょうか。

「あなたのその夢は、達成することで世界がどう変わっていきますか?」

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