やる気はいいから本気出せ

人生アップデートコーチング

やる気は誰でも持てるが本気はどうだろうか

「やる気」と「本気」という言葉を聞いたことがありますか?

何かを始めると決めた時、非常にワクワクしますよね。そしてやる気満々です。

しかし時間が経つにつれてやる気が失せてきて、かつてはやる気があったのに、全く感じなくなってしまって、「やるかやらないかどっちにしようか」と考えるようになり、目標もどうでもよくなって、ついにはやっめてしまうということはありませんか?

 

やる気というものは誰でも持つことができます。

しかし、目標を達成していくために必要な、「何が何でもやり遂げる」という本気なかなか持てないものです。

 

本気が足りなくて棚上げ

以前、私はプログラミングを勉強しようと思ったことがあります。

成功した人の経験談読み、プログラミングに関する本もたくさん買い集めました。

月額900円くらいのコースにも入りました。

そして、毎朝15分の時間を作ってプログラミングの練習を1から始めたのでした。

コースに沿って、ワクワクしながら一つ一つのステップを毎日進めていきました。

ところが、2ヶ月ぐらいやって、結局棚上げをしてしまいました。

私の得意な棚上げです。

それはなんのためにそれをやっているのか、わからなくなってしまったからです。

 

プログラミング自体はクリエイティブな活動なのでとても好きです。

ですが、それを楽しみとしてやるのか、それともそれを収益化しようとするのか、それすらもわからなくなってしまっていたのです。

何のために勉強するのか目標を見失ってしまいました。

棚上げしたほうがよかったと思います。

 

要は、本気度がほぼゼロだったということです。

「プログラマーになるんだ、本気でプログラミングを勉強するんだ」という本気がまったくなかったというわけです。

 

本気度を確かめる

時間をおいた今ならそのことがよくわかりますので、再開する時には、その本気度を確かめてみようかと思っています。

何か目標を達成しようと決めるじゃないですか。それをやっていこうとする時に、自分にその本気度はどれぐらいあるのかを確かめるということはやっておいたほうがいいですね。

自分に質問するんです。

本気でそれを達成したいですか」って。

そして「その理由は何ですか?」とそこまで尋ねるんです。

そこで明快に「確かに僕は本気だ。それはこうするためだ」という答えが出てくるなら、それは長く続けていきやすいです。そして目標は達成しやすいでしょう。

だって本気だったら大概のことはやるんですから。

 

本気があれば食い下がれる

私は大学の時に本気出した一つの経験が今でも強く残っています。

北海道に行って、牧場で牛の乳搾りという援農バイトがありました。

40日間の非常に過酷なバイトでした。

3000から4000くらいの干草を固めたものを、1個20キロから30キロする梱包した草を3000個ぐらい毎日トラックに積み上げなければならないんです。

また、土曜も日曜も全く関係なしに朝5時に起きて牛の搾乳をしなければいけないんです。

このような非常に過酷なバイトなんですが、それがすごくやりたかったんです。

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なんとしてもやらなきゃならなかったんです。

それは向こうで友達に会うためです。

 

僕は、仲間と一緒に北海道を自転車で一周するという計画をたてて、そのためのお金を貯めようとバイトをしていました。

ところが体を壊してしまってバイトを続けられなくなったのです。北海道一周旅行をするお金を貯めることができなくなりました。

 

失意の中、ある席で先輩から北海道の援農バイトの話を聞いたんです。

友達と一緒に自転車で北海道を走ることはできなくなりましたが、このバイトをすれば北海道で友達にあうことはできる。

今思えばそんな理由で・・・と思いますが、当時は切実にそれを願ったのです。その理由で本気度MAXになったのです。

すぐにそのバイトに申し込みに行きましたが、募集一人のところ、先に誰かが申し込んでいました。

がっかりです。

でも、なんとかして僕はそのバイトがやりたかったんです。

それで、なんとかしたいという思いで、、書類に「もう既に一人決まっているようですが、僕の方がきっとよく働きます」ということを書いて出したのです。

結果は、僕が受かりました。そして約束通り一生懸命頑張ってきました。

 

もしこの時、援農バイトは大変そうだから、落ちたらいかなくてもいいなというような気持ちが少しでもあったらどうだったでしょうか。途中で音を上げて帰ってくるようなことはしたくありませんし。

人間はやらない理由できない理由を探します。

申し込みに行っても先に人がいたと言うならそれは恰好なやめる理由になります。

そして、「あーもうしょうがないな。しょうがないしょうがない」と言ってそこでもう止めていたと思います。

やるだけのことはやったんだから、と自分に言い聞かせながら。

だけど本気で北海道に行って牛の搾乳をするというバイトをしたかったからこそ食い下がりました。

本気だと食い下がれるんです。

逆に本気がないと、ちょっとした理由であきらめます。

 

以前、本気を出すためには3つのことが大事ですということを言いました。

1つ目はどんどん言葉にしていくということ。

2つ目は小さな成功体験を積み重ねることを繰り返していくということ。

そして3つ目は誰かコーチをつけて負けたら叱ってもらうということです。

それは目標の再確認のためです。

何かやろうと思うことは誰でもできるし、やる気は誰でも持つことができます。

でも、そういう確たる目標を持たないやる気というのは、状況の変化などによってすぐ潰えてしまいます。

何か目標を立てたら、その本気度を一度自分に対して確かめてみてください。

あなたの本気度は、何パーセントですか。その理由は何ですか。

それではまた。

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